施術は必ず適切な医療機関で!アートメイクの副作用とは?

 

化粧をしなくても理想の眉や目元を数年維持できる、「アートメイク」をご存知でしょうか。

 

化粧の手間が省ける、水に濡れても落ちないなどメリットが大きく、自分の顔にコンプレックスを抱く女性から人気を誇っています。また、自力で化粧をできないけれど、いつでも美しくありたいと願うがん患者のあいだでも、広まっているようです。

しかしその一方で、皮膚が化膿するなどの副作用が報告されているのも事実。

 

今回は、アートメイクの概要やメリットデメリット、そして知っておきたい副作用についてお伝えします。

 

アートメイクと刺青の違いは?

 

アートメイクとは専用の針を用いて、FDA(米国食品医薬品局)が認可した色素を皮膚に注入する医療行為を指します。それにより、化粧をしなくても眉やまぶた、唇の色を美しく見せることができるのです。

 

また、美容の分野だけでなく、医療の現場においてもアートメイクは活躍しています。当院では、がん患者など病気の副作用に悩む人や、傷跡などを隠したいと望む人へ向けて、「メディカルアートメイク」を施術することも多いです。

 

アートメイクという呼び方以外にも、「入れ墨(刺青)メイク」「永久メイク」「パーマネントメイク」「コスメティックタトゥー」などと呼ばれています。

 

「肌に色素を入れる」「水で洗っても落ちない」「医療行為である」点は共通するため、刺青とまったく同じだと捉える人も多いですが、決定的に違う部分があります。それは、色素を注射する場所と、色素が残る期間です。

 

刺青は表皮の下の真皮を直接着色しますが、アートメイクでは表皮から0.02~0.03ミリの部分を2~3回に分けて着色します。

 

アートメイクを施す部分の皮膚は肌の生まれ変わり(ターンオーバー)が活発なため、2~3年ほどで色素は自然に薄くなっていきます。一方で、刺青を施す真皮ではターンオーバーの影響を受けないため、施術した際の色素がそのまま残り続けるのです。

 

アートメイクの施術手順は、まず医師と共に仕上がり後のイメージを確認し、看護師がペンで下書きをします。次に、自分が理想とする色を選び、麻酔をかけ、専用の針を使って皮膚に色素を注入していきます。最後に施術部位を冷却して終了です。

 

アートメイクのメリット・デメリット

アートメイクは皮膚に針を使って色素を入れる、という危険な施術ですから、メリットだけでなく、もちろんデメリットも存在します。それでは、メリットからデメリットの順にお伝えします。

 

アートメイクの主なメリットとして挙げられるのは、以下の3点です。

 

コンプレックスを解消し、自信が持てるようになる

 

1つ目にご紹介するメリットは、コンプレックスの解消によって得られる自信です。アートメイクをする理由としては、「眉やアイラインが上手く書けないから」「化粧に費やす時間を短縮したいから」などを挙げる人が大半でしょう。しかし、「脱毛症・無毛症だから」「加齢・治療の影響で毛が薄くなってしまったから」という方もいらっしゃいます。

 

アートメイクを施すことによりコンプレックスを解消し、自分に自信を持てたり、本来の自分の姿を見せられるようになったり、「自分だけの人生を生きている」と前向きになれたりします。

 

化粧に費やす時間を大幅に短縮できる

 

2つ目にご紹介するメリットは、化粧に費やす時間の短縮です。時間がかかると言われている眉やアイラインのアートメイクを施すことにより、忙しい朝の時間をさらに有意義に使えるようになるでしょう。

 

理想とする眉、目元、口元などを2~3年ほど維持できる

 

3つ目にご紹介するメリットは、理想の眉、あるいは目元、口元を2~3年ほど維持できることです。毎朝、自分のイメージ通りの化粧をするには、時間も労力もかかります。また、夏の暑い日には化粧崩れが気になって仕方がないでしょう。それらの心配や苦労のほとんどを、アートメイクによって解決できる可能性があります。

 

次に、アートメイクの主なデメリットを3つお伝えします。

 

失敗の可能性がある

 

1つ目にご紹介するデメリットは、失敗の可能性があることです。その理由として、医師の技術不足が真っ先に挙げられますが、それ以前に医師免許を保有していないという事例もあります。

 

無免許と知らずに施術を任せたことにより、「眉のアートメイクをしてもらったものの左右非対称だった」「色にむらがある、色が違う」といった声も挙がっているのです。それにとどまらず、副作用に長いあいだ悩まされている人もいます。

 

加えて、アートメイクはすぐに消すことができません。皮膚切開術やレーザー治療などによって消せるとも言われていますが、アートメイクを施した時の数倍もの時間・料金がかかります。アフターケアや体質によっては、痕が残ってしまうこともあるようです。

 

しかし当院では、医師免許を有した技術も実績もある施術者が担当いたしますので、ご安心ください。

 

アートメイク後は、施術部位のメイク禁止

 

2つ目にご紹介するデメリットは、アートメイク直後のメイクは禁止、ということです。 アートメイクを施術した直後の肌は、とても傷ついており敏感な状態です。それを不衛生な手で触ったり、スポンジで擦ったり、洗っていないブラシで撫でたりすれば、たちまち感染症にかかってしまいます。

 

特に口元のアートメイク後は、予防しない場合90%がヘルペスを発症するといわれています。

 

MRI検査を受けられない可能性がある

 

3つ目にご紹介するデメリットは、MRI検査を受けられない可能性があることです。 アートメイクをしている状態でMRI検査を受けると、ごく稀にアートメイクを施した場所が発熱したり、火傷を負うことがあります。これは、アートメイクで使用される染料に微量な金属成分が含まれていると、検査の際に流れる電流が色素に反応してしまうからなのです。

 

発熱や火傷はごく稀なケースですが、MRI検査を受ける際には必ず担当医師に申告しましょう。

 

アートメイクの副作用と実態

 

先ほど、デメリットと共に「副作用に長いあいだ悩まされている人もいます」とお伝えさせていただきましたが、次は報告されている副作用の詳しい内容と、施術環境の実態についてご紹介します。

 

副作用としては「痛みや腫れが続き、いつまでも治らない」という声が最も多く、「施術部位が化膿して腫れ上がり、痕が残った」「アイラインの施術の際、角膜に傷がついた」と声を挙げる人もいます。また、報告数は少ないものの、感染症やアレルギーを引き起こすケースもあります。

 

その原因の1つに、医師免許を持っていない人間による施術、が挙げられます。アートメイクは医療行為であるため、医師免許を持っていない人間が施術を行えば、医師法違反にあたります。しかし、法の目をかいくぐって悪徳なビジネスを行うサロンも多いのです。

 

ですから、どうしてもアートメイクを希望する場合は、当院のような適切な医療機関で行いましょう。それも難しいのであれば、施術を受ける際、施術者が医師免許を持っているか確認すべきです。

 

そして、施術中に痛みや違和感を持った際には、担当医師にすぐに伝えましょう。患者を心から想い、真摯に向き合ってくれる医師であれば、施術を一旦止め、患者が納得するまで説明してくれるはずです。しかし、担当医師が何の説明もなく「大丈夫ですよ」「何の問題もありませんよ」と強行した場合には、中止を検討してください。

 

まとめ

 

アートメイクの副作用としては痛みや腫れ、残痕に悩む人が多く、施術によっては化膿や感染症、アレルギーを引き起こすこともあります。

 

アートメイクを行うサロンや美容室が悪い、とは一概には言えません。しかし、副作用のリスクをできる限り小さくするためには、適切な医療機関で、医師免許を有している人間に施術してもらうべきだと考えます。それこそが、あなたの身を守る一番の方法なのです。

 

施術が不安であれば、まずは医療機関に問い合わせて、医師の話を詳しく聞いてみてくださいね。

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