
消えないメイクと言われるアートメイク。便利な反面、施術の前後に制限があるのはご存知ですか?普段の生活にも、痛みや腫れだけでなく炎症や色あせの要因となる習慣があります。
はじめてのアートメイクであれば施術前、施術後にどのような注意事項があるのかわからないことも多いですよね。ここでは、そんな女性のために役立つ疑問をまとめてみました。
Contents
まつげエクステをしたままアートメイクはOK?NG?気になる術前の準備
これからアートメイクを行うなら、スムーズに進めるためにも注意事項を把握しておきましょう。自分で対応するものからクリニックで確認する必要があるものまで、「施術前」の注意点を紹介します。
まつげエクステしたままアイラインのアートメイクはOK?NG?
クリニックによっては、まつげエクステがある状態でアートメイクを行うこと自体は可能です。しかし、衛生面やまつげにかかる負担の影響を考え施術を断っているクリニックも少なくありません。アイラインの施術の前にはコットンなどで目元の消毒が行われますが、エクステをしていることで、まつげがコットンにからまり抜ける可能性があります。また、エクステに使われる薬品で肌が過敏になった所に針を刺すのもオススメできません。
施術の担当者としても、エクステがないほうが施術をしやすく仕上がりを完璧な状態にできます。そのためエクステをしている方は、施術を受ける2日~3日前には外しておくようにしましょう。
施術当日に化粧してもOK?NG?
当日の化粧は、希望する部位によってできるかどうか変わるようです。アイラインのアートメイクであれば、術前のマスカラ・アイラインは避けてください。眉毛・リップへのアートメイクでは、普段の雰囲気がデザインの参考になるので化粧をしていく方もいるようです。
ただし、素顔のほうが変化の違いを確認しやすいこともあり、施術前には化粧を落とします。スムーズに進めたいのであれば、普段のメイクを写真に撮り持参して、素顔のままクリニックに向かうのが良いかもしれません。
コンタクトレンズを入れたまま施術はOK?NG?
アートメイクの部位がアイラインの時、コンタクトレンズを外すのが一般的です。コンタクトレンズを入れたまま施術をすると、目を傷つける恐れがあります。仕上がりを確認するため、当日はメガネなどで対応すると良いでしょう。
花粉症の人のアートメイクはOK?NG?
基本的には症状がでていない時ならアートメイクはできます。眉毛であれば症状がでていても施術できますが、アイラインは避けるようにしましょう。これは、しばらく施術部位を擦らないようにする必要があるからです。花粉症の人でも、鼻の症状だけで目の症状がなければ大丈夫な場合もあるので担当者に相談するようにします。
アレルギー体質の人のアートメイクはOK?NG?
アレルギーに関しては個人差があるので、どちらとも言えません。大抵の場合、状態が良くパッチテストでも問題がなければ施術は可能です。パッチテストで色素と肌の相性を必ず確認し、主治医や施術担当者によく相談した上で進めてください。

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アートメイクしたあとにまつげエクステはいつから可能?術後の疑問解決
次は「施術後」の疑問を紹介します。内容によっては施術直後からOKなものと、しばらく期間をあけないといけないものがあるので、いつから通常通りの生活ができるのか確認するようにしましょう。
まつげエクステ・付けまつげはいつから可能?
傷から雑菌が入るのを防ぐためにも、施術から10日~2週間程度は使用しないほうが良いでしょう。アートメイクは数回に分けて施術が行われることもあります。2回目以降の施術は前回から2週間~1ヶ月後に再度受けることも忘れないでください。エクステ等は施術が全て終わってから、10日~2週間程度後に利用するよう考えておくと良いでしょう。
化粧はいつからできる?
施術箇所以外のお化粧は、直後からでも可能です。施術箇所はクリニックによって、当日、翌日と違いがあります。ただし、「衛生面に気をつけて擦らないようにする」という点は変わりません。メイク中に雑菌が入る可能性や、クレンジング時に施術箇所を擦ると炎症を起こす可能性があります。
そのため、可能なら施術箇所の化粧は1週間程度控えたほうが良いでしょう。もし、施術後1週間経過しても腫れが引かない、違和感があるといった場合は、医療機関に相談して症状が落ち着いたあとに化粧をするようにしてください。
スキンケアはいつも通りでOK?
施術後は乾燥しやすく、ガサガサのかさぶたができ、色がまだらに抜けてしまう可能性があります。そのため、施術後1週間程はワセリン、ビタミン軟膏などで保湿をすることが必須です。
施術箇所の傷がふさがるまでは、刺激の強いパックやマッサージも控えましょう。化粧水などの基礎化粧品は、施術箇所以外であれば当日からでも利用可能です。
コンタクトレンズはいつからいれられる?
アイラインへのアートメイクを施術した場合、コンタクトレンズを入れることで角膜に傷がつく可能性があります。そのため、術後4日程度は期間をあけたほうが良いでしょう。
当日お風呂に入れる?
お風呂に入ることは可能です。ですが、長湯はせずにシャワー程度ですませるようにします。また、施術後1週間程は温泉やプール、岩盤浴などは控えてください。不特定多数の人が利用する場なので、傷に雑菌が入るリスクが高くなります。
レジャーは厳禁?
アートメイクが失敗する原因の1つが、紫外線です。紫外線によって色素が色あせる可能性があるので、施術後1週間は紫外線の強い海や山などへは行かないように注意しなくてはいけません。普段の生活でも外出の時は日焼け止めクリームで保護するなど、紫外線対策に努めましょう。
他にも知りたい!アートメイクQ&A
アートメイクをするとMRIが受けられないって本当?
絶対にMRIが受けられないわけではありません。この話は過去に、アートメイクが原因で火傷した事例から話が広がりました。アートメイクに使用する色素には金属成分が含まれており、MRI内の磁場の影響で色素が変色・火傷を引き起こしました。
現在でもアートメイクに使われる色素には金属成分が含まれていますが、医療機関で使用される色素にはごく微量しか含まれていません。基本的にMRIに影響がでない量ではありますが、装置の種類やアートメイク施術のタイミングによっては影響するケースもあります。
そのため、MRIを控えているのであれば検査後にアートメイクを行うか、医師にアートメイクの施術後であることを必ず申告してください。

アートメイクをするとまつげや眉毛が生えてこない?
アートメイクは皮膚の表面に色素を入れる施術です。そのため眉毛・まつげのある真皮への影響はありません。また、眉毛の場合施術前にデザイン上余分な所はカットされますが、自分の眉毛をなるべく残しデザインを整えていきます。
まつげエクステや化粧はアートメイクが終わってからがベター
針で皮膚に傷をつける施術のため、アイラインやリップなど粘膜に近い場所は、眉毛と比べ制限が多くなります。術後はクリニックの指示に従い、正しいアフターケアをして、腫れの悪化や感染症を防いでください。また、施術したクリニックによって使用している機器や手法が異なるため、細かな注意点は施術前に確認することをオススメします。
アートメイクは気軽に修正したり消したりできるものではありません。だからこそ、後悔しないように少しの疑問でも担当者に確認しながら進めるようにしましょう。

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