

「水に濡れても落ちない」「顔のコンプレックスから解放される」と有名なアートメイクですが、調べてみると‘‘失敗’’の2文字も多く、不安になりますよね。
「コンプレックスから解放されたい」と願い施術を受けたものの、顔の印象を左右するといわれる眉毛を失敗すれば、これまで以上に自信がなくなってしまうでしょう。
しかし、しっかりと準備をすれば、眉毛のアートメイクの失敗を回避できますよ。
今回は、眉毛のアートメイクの失敗する理由や、失敗の確率を下げる方法、失敗したときの対処法を解説していきます。
ぜひ最後までお読みいただき、眉毛のアートメイクを成功させるための対策を練っていただければ嬉しいです。
Contents
眉毛のアートメイクが失敗する2つの理由
まず、眉毛のアートメイクが失敗する主な2つの理由をお伝えします。1つ目は、施術者の技術力が低いから。2つ目は、アフターケアをしないからです。
それぞれ、詳しくお伝えします。
1.施術者の技術力が低いから
施術者の技術力が低いと、以下のような失敗をすることが多いです。
- 理想通りのデザインでない
- 左右の長さや太さ、色が非対称
- 色の濃すぎる、薄すぎる
- 赤みや痛み、腫れがいつまでも治らない
- 化膿して痕が残る
- 感染症やアレルギーを引き起こす
上記のような失敗をする場合、単に経験が浅いとも考えられますが、施術者が医師免許を持っていない可能性も高いです。
アートメイクは医療行為のため、医師免許を持っていない人が施術を行えば医師法違反にあたります。皮膚に針を刺して染色する危険性の高い行為ですので、何の知識もない人が行えば失敗を避けられないでしょう。
実際のところ、日本国内だけでなく美容大国と呼ばれる韓国でも、無資格の施術で摘発されるサロンが後を絶ちません。アートメイクの施術だけでなく、アートメイクを除去する施術でも同様です。
このように、「綺麗になりたい」と願う人の気持ちを粗末に扱い、悪徳なビジネスでお金を稼いでいる人は大勢いることを知っておきましょう。
もちろん、失敗しないために理想のデザインを明確に伝えるのは前提ですが、間違った施術者を選ばないように努力する必要もあるのですね。
そして、間違った施術者を選ばないために、あなたが今すぐできることがあります。詳しくは、次の章『失敗の確率を大幅に下げる3つの方法』でお伝えします。
2.アフターケアをしないから
施術自体は成功したものの、施術を受けた側がアフターケアに力を入れず、結果的に以下のような症状に悩まされた人も多いです。
- 色がすぐに落ちる
- 赤みや痛み、腫れがいつまでも治らない
- 化膿して痕が残る
- 感染症やアレルギーを引き起こす
アートメイクを施術した後の肌は、軽いやけどを負った状態になっているため、悪化させないためのアフターケアが重要です。刺激の与える行為をしたり、アフターケアを忘れたりすれば、肌状態はたちまち悪くなります。
施術をして終わりではなく、アフターケアをしてダウンタイムを乗り越え、色が完全に定着してこそアートメイクが完成することを忘れないでください。
詳しいアフターケアの方法は、次の章『失敗の確率を大幅に下げる3つの方法』でお伝えします。
失敗の確率を大幅に下げる3つの方法
次に、失敗の確率を下げるために、あなたが今からできることを3つお伝えします。日本国内での施術に限らず、韓国など外国で施術を行う際でも、忘れずに行ってくださいね。
1.事前に医師やクリニックの下調べをする
まず、施術を受ける前に医師やクリニックの下調べをしてください。サイト上に掲載されている実績を確認するだけでなく、SNSでの口コミをチェックしたり、アートメイクに詳しい人に直接聞いてみたりすると、信頼できる情報を得られるでしょう。
調べる際の主なチェックポイントは以下となります。最低限、これらは調べておくことをオススメします。
- 医師免許を有しているか
- ほかと比べて価格はどうか
- 施術をする際の対応はどうか
- 仕上がりは理想的か
- アフターケアは充実しているか
2.施術中に違和感を持ったら、すぐに伝える
施術中に違和感を持ったらすぐに止めてもらい、然るべき対処をしてもらいましょう。なぜなら、途中であれば修正がきく場合が多いからです。
たとえば、デザインを確認するために施術の途中で鏡を見せられた時。「あれ?少し違う」と感じても「終わるまでに良くなっているかもしれない」などと自分に言い聞かせ、終わってから「失敗した!あの時に止めてもらえばよかった」と後悔する人がいます。
違和感を持った瞬間に伝えていれば、何かしらの対応をしてくれたでしょうし、仕上がりも悪くならなかったでしょう。
ですから、施術中に違和感を持った際には、施術者にすぐに伝えてください。患者を心から想い、真摯に向き合ってくれていれば、施術を一旦止め、対応を考えてくれるはずです。
しかし、納得のいく説明もなく「大丈夫ですよ」「何の問題もありませんよ」と強行した場合には、中止を検討することをオススメします。
3.アフターケアにしっかり取り組む
アフターケアにしっかり取り組むことで、施術直後の退色、赤みや腫れ、残痕、感染症やアレルギーの誘発を防ぎ、アートメイクを維持するうえでベストな肌状態を作れます。
主なアフターケアを以下にまとめましたが、クリニックや施術者から言われたことを優先して守るようにしてください。
施術後のアフターケア
- 軟膏などを塗って、保湿されている状態を保つ
- 血行を促進する入浴や運動、飲酒は禁止
- 顔や体を洗う際、ゴシゴシ触らない
- 直射日光を避ける
- プールや海、サウナなど不特定多数が出入りする水場に入らない
- かさぶたを触らない
失敗した時の3つの対処法
次に、前の章『失敗の確率を大幅に下げる3つの方法』を忘れずに実践したにも関わらず、あるいはお伝えしたことを無視して失敗してしまった時の対処法を3つお伝えします。
1.赤みや腫れが出た場合は、まず冷やす
アートメイクでは針を皮膚に何度も刺すため、赤みや腫れを経験する人は多いです。ただし、いつになっても治らない場合は、まず冷やすことが大切。タオルなどでくるんだ保冷剤を患部にあててくださいね。
それでも治らない場合には、次にお伝えする対処法を試してみてください。
2.施術したクリニックに相談する
以下の場合には、施術したクリニックに相談し、対応を仰ぎましょう。クリニックからの指示に従ってください。
- 先にお伝えしたように赤みや腫れがまったく引かない場合
- 化膿している場合
- 感染症やアレルギーを引き起こしている場合
ただし、理想通りのデザインでない、色が落ちるなどの相談は、次回の施術の際でも遅くはありません。
アートメイクを除去する
デザインや色の失敗、左右非対称な部分がどうしても気になってしまうため、できる限り早く消したい場合もあるでしょう。その場合、アートメイクをレーザーで除去する方法もあります。
とはいえ、レーザー除去でアートメイクを完全に消すにもかなりの時間を要します。もちろんアートメイクが入っている範囲や深さ、肌質にもよりますが、長い人では10か月ほど費やす人もいるのです。
時間もお金もかかる方法ですので、アートメイクを施術した医師・アートメイクを除去する医師の双方と相談して決めることをオススメします。
まとめ
眉毛のアートメイクの失敗を避けるには、事前の下調べ、違和感を持った際にしっかり伝えること、アフターケアの徹底がもっとも重要といえます。
そして、情報があふれる現代だからこそ信頼できる情報を取捨選択し、冷静に判断する力を持ちましょう。その力こそが、あなたをアートメイクの失敗からきっと守ってくれるはずです。
今回の記事で、眉毛のアートメイクの失敗する理由や、失敗の確率を下げる方法、失敗したときの対処法を理解していただけたと思います。
しっかりと取り組んでいただければ、あなたは理想とする眉毛を手に入れ、抱いていたコンプレックスから解放されますよ。