アートメイク失敗

近年、幅広い層から人気のアートメイク。メリットが多い一方で、失敗してしまう可能性というのもあります。アートメイクの失敗はなぜ起こってしまうのでしょうか?万が一失敗してしまった場合の対処法についても紹介していきます。

アートメイクの失敗による被害

 

アートメイクは失敗することがあります。

 

 色が濃すぎて不自然
 デザインが顔にまったく合っていない
 左右で形が違う
 不要な場所に色が入っている

 

このような仕上がりになってしまい、アートメイクの施術を後悔する人も少なからずいるのです。
眉毛・アイライン・リップと、目立ちやすいパーツへの施術が多いですから、このような失敗は絶対に避けたいものです。
さらに、仕上がりに納得できないというものだけでなく、以下のような危害も訴えられています。

 

【危害1:施術箇所が化膿した】
アートメイクは医療機関でなければ施術してはいけないと知りつつ、費用を抑えたかったので医療機関以外でのアートメイクを選んだ。
3回の施術のうち、1回目は問題なかったが、2回目で施術箇所が化膿したうえに顔まで腫れてしまった。
皮膚科を受診したところ、使用している針や色素に問題があるかもしれないとのこと。

 

【危害2:角膜が傷ついた】
エステサロンでアイラインへの施術をしていたが、痛みを感じた。痛みを訴えたものの、施術を中止することはなかった。施術修了後、視界が曇っていたうえに痛みと涙が止まらなくなったので眼科へ行ったところ、角膜が傷ついていると言われた。

 

【危害3:強い腫れと痛みが出た】
友人の自宅で友人の娘に眉毛のアートメイクをしてもらった。施術が終わったあと、眉が腫れて痛みもあったため皮膚科へ行った。消毒が足りなかったせいだろうということと、医療従事者でない者がアートメイクの施術をしてはいけないということを教えられた。

国民生活センターによると、アートメイク関連の被害報告は2006~2011年までの5年間で、121件の報告があります。
そのうちの95%は、エステサロンなど医療機関以外の施設で施術を受けていたとみられています。

アートメイクは医療行為であり、「医療機関で医師、または医師の指示の下、看護師が施術を行なうこと」と、法律で決められています。
アートメイクが医療行為と定められているのは、皮膚に針を刺すという、危険性の高い行為を伴うからです。
上記の例でも、角膜が傷つくという重大な危害が含まれていましたね。
アートメイクの失敗によって、仕上がりに満足しないだけでなく、こうした危害を受けてしまう可能性もあるのです。

 

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アートメイクの失敗はなぜ起こる?

では、アートメイクの失敗はなぜ起こってしまうのでしょうか?
その原因は、大きく3つ。

 

 医療機関でないため対応が不適切
 施術者の技術力・知識不足
 施術者の経験不足

 

医療機関でないことや、施術者の技術力・知識不足は、アートメイクによる危害に繋がります。
針の消毒がきちんとできていない、使用している色素が適切でない、ディスポーサブル(使い捨て)の徹底ができていないというような施設では、感染症など健康に関わる被害を受ける可能性があるでしょう。

また、アートメイクの施術は特殊な技術を必要とします。
左右対称に、立体感が出るように、自然に馴染むように……これらを凹凸のある人の顔で、ミスすることなく行なわなければなりません。
ですから、その仕上がりには施術者の経験が影響してくるのです。
もちろん、「経験が浅い施術者は必ず失敗する!」というわけではありません。
過去の施術例の仕上がりがすべてキレイ、評判もいいということであれば悪くないかもしれません。
経験豊富な施術者がすぐそばにいれば、より安心ですね。

失敗したアートメイクは修正できる?

下まぶたの施術

もし万が一、アートメイクに失敗してしまったら一体どう対処すればいいのでしょうか?
アートメイクの修正と除去についてお話していきたいと思います。

アートメイクの修正方法

失敗してしまったアートメイクを修正することは可能です。
ただし、状況によっては修正が難しいときもあるので注意が必要です。それでは、状況別の修正方法をみていきましょう。

 

<1回目の施術の時点で希望する仕上がりになっていない>
アートメイクは2~3回に分けて色素を入れていくことがほとんどです。
通常であれば、1回目の施術からしばらく経つとだいぶ色素が落ちてきます。ですから、2回目・3回目の施術で微調整をしていくことができます。
1回目の施術後に「ちょっと違うな」と思ったら、遠慮せず施術者にはっきり伝えましょう。
ただし、大きなデザイン変更や色を薄くするということは、微調整では難しいです。

 

<1回目の施術なのにかなり濃く仕上がっている>
1回目の施術からしばらく経っても不自然に濃いままだという場合、2回目の施術は避けましょう。
施術を受けたところへ連絡し、「色が濃すぎておかしい」と伝えてください。
濃く入ってしまった色素をすぐに薄くするためには、基本的に医療用レーザーを照射するしかありません。
数年単位で時間が掛かりますが、コンシーラーでごまかしながら、肌の代謝で色素が薄くなるのを待つという方法もあります。

 

<希望する仕上がりになっていないことを言い出せずに完成してしまった>
色が薄ければ、アートメイクを施術し直すことで修正できることがあります。
色が濃くはっきりしている場合には、医療用レーザーをすすめられる可能性が高いです。また、アイラインが滲んだような仕上がりになってしまった場合も同様な対応となるでしょう。
なお、肌色の色素を入れて修正するという方法もありますが、これはおすすめしません。肌色が馴染まずにかえって目立つ可能性があるうえに、色素が薄いためにレーザーによる除去ができなくなります。

 

<違法サロンと知らずに受けたアートメイクを修復したい>
ほかで施術したアートメイクの修正を受け付けている、クリニック(医療機関)へ相談しましょう。
状況を見て可能であれば修復してもらえます。「修復しない方がいい・できない」という判断で、修復を断られることもあります。
違法サロンではどのような色素を使用しているかわからないことが多いため、簡単には手を加えられないのです。

アートメイクの除去方法

アートメイクを完全に除去する方法は、医療用レーザーか外科手術です。
現在は医療用レーザーによる除去が主流ですが、色が濃いものに反応するという性質上、色素が薄いと完全には除去できないこともあります。
それでも完全に除去したいということであれば、外科手術で施術箇所を切除するしかありません。

アートメイク修正・除去のための医療用レーザーや外科手術は、病気を治療する目的ではないため、健康保険は適用外です。
高額な費用がかかりますし、肌への負担も掛かります。眉毛やまつ毛に影響が出ることもあります。
だからこそ、施術前に施術者としっかり話し合って、色やデザインの確認を入念に行なうことが大切です

また、以下のような対策をするのもいいでしょう。

 

 下書きをしてもらってその通りに施術してもらう
 眉毛やアイラインは片方が仕上がったら一度確認させてもらう

 

施術に問題のない医療機関であれば、何も言わなくても行なってくれます。
もし行なっていないようであれば、施術者にお願いしてみましょう。

 

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アートメイクに失敗したくないならクリニック選びは慎重に!

まつげの施術

アートメイクは気軽に修正・除去できるものではありません。
だからこそ、クリニック・施術者選びは慎重に行なってください。
そして何より、いくら費用が安くても違法サロンは避けるようにしましょう。満足できない仕上がりになるリスクだけでなく、危害を受けるリスクがあります。
もし、「失敗してしまった」「危害を受けてしまった」ということになれば、さらに費用と時間がかかることになってしまいます。

大切な顔への施術ですから、料金よりも安全・安心を優先させるようにしましょう。

 

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