マスカラを塗る女性
アートメイクという言葉は知っていても、具体的な施術内容までは知らないという方が多いのではないでしょうか?ここでは施術内容を解説するとともに、アートメイクとはどのようなものか紹介していきます。

アートメイクの施術とは?

施術中の女性   まだアートメイクについて聞き慣れない方や、聞いたことはあっても詳しくは知らないという方も多いはずです。ここでは詳しい施術内容について説明していきます。  

どういう施術?

  アートメイクの施術は、細い針を刺すことで皮膚に色素を入れ込んでいくというものです。 皮膚の表面に色を乗せるのではなく、皮膚の中に色を入れるので、水や皮脂で落ちることはありません。 アートメイクの施術で使用する針は“ニードル”といい、その細さは裁縫で使うマチ針ほどです。 ニードルを使用するのは、一針ずつ手作業で進めていく手彫りの場合です。ほかに機械彫りという手法があり、こちらで使用するのは“アートメイクマシン”というもの。針の細さはニードルと同じで、針が一定の間隔で自動的に動いてくれます。 手彫りは力加減で濃淡が出せるので自然な仕上がり、機械彫りはキレイな塗りつぶしが得意でくっきりとした仕上がり、という特徴があります。 このように、それぞれ仕上がりが異なるので、施術するパーツによって使い分けるというクリニックもあるようですよ。例えば、キレイに塗りつぶす必要があるアイライン・リップは機械彫りで、ナチュラルさが求められる眉毛は手彫りといった具合です。  

痛みはあるの?

細い針を皮膚の浅い位置に刺していくので、施術時の痛みの程度は軽め。 眉への施術であれば、麻酔なしでも耐えられる方もいるそうです。 ただ無理に痛みを我慢する必要はなく、希望すれば麻酔クリームを使用することができるので、痛みに弱い方でも施術を受けられるでしょう。 アイラインの施術に関しては、粘膜に近いデリケートな部分に針を刺すため、基本的に麻酔クリームを使用します。 気になる腫れや痛みは1~2日程度で引く方がほとんどなので、さほど心配しなくても大丈夫でしょう。  

何回かかるの?

<アートメイクは1回の施術で完了する?> アートメイクは、2~3回施術を行なって完了というところが多いです。 「1回で終わりじゃないの!?」と思われるかもしれませんが、これには理由があります。    皮膚の浅い位置に色素を入れるため、1回では定着しにくい  1回で終わらせようとするとかなり濃く色素を入れることになる   施術直後は「しっかり色が入っているな」と思っても、数日経つと想像以上に色が落ちてきます。 2回3回と繰り返し色素を入れることで、やっとちょうどいい濃さに仕上がるのです。 もしこれを1回の施術で終わらせようとすれば、相当濃く色素を入れなければなりません。 しばらくの間、べったりとマジックで描いたかのような眉毛で過ごすなんて嫌じゃありませんか? 施術を複数回に分けることで、施術直後でも違和感なく過ごせるのです。 また、2回目・3回目の施術のときに微調整をして、より理想的な仕上がりにするという目的もあるようですよ。1回目の施術後、「ここが気になる!」というところがあれば、2回目の施術時に伝えましょう。    
▼1回目の施術直後 ▼3回目の施術前(2回目の施術後から色素が落ちている)
引用元:ウィメンズヘルスクリニック東京 多くのクリニックでは、あらかじめ施術2回分・施術3回分といったように、2~3回目の施術を含めた料金を設定しています。 設定されている施術回数はクリニックによって異なりますので、ホームページなどで料金表を確認してみましょう。  

入れ墨(タトゥー)とはどう違う?

  入れ墨と大きく異なるのは、色素を入れる深さです。 わたしたちの皮膚は、表皮→真皮→皮下組織の順番で層になっています。 このうち、一番上の層である表皮に色素を入れるのがアートメイク、その次の層である真皮に色素を入れるのが入れ墨です。 アートメイクで色素を入れる表皮は、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)によって、古いものは一定のサイクルで剥がれ落ちていきます。そのため、完全に色素が落ちることはありませんが、2~3年も経てば薄くなります。 一方、入れ墨で色素を入れる真皮では、ターンオーバーはありません。ですから、アートメイクのように2~3年で薄くなっていくことはないのです。    アートメイク・・・皮膚の浅い位置に入れる、2~3年で薄れてくる  入れ墨・・・皮膚の深い位置に入れる、薄くなることはほとんどない  
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アートメイクで使う“色素”とは?

先ほどから「色素を入れる」と繰り返していますが、その“色素”とはどのようなものなのかを説明していきます。  

多く使われている色素

アートメイクで使用する染料(色素)は、当然人体にとって安全なものなのです。 違法なサロンでなければ、アメリカの政府機関(FDA)で許可を得た染料を使用していることがほとんどです。  FDA・・・食品医薬品局。日本でいう、厚生労働省にあたる機関。 あくまでアメリカで認可を受けているものであって、日本で認可を受けているものではありません。 「日本で認められてないなら、あんまりよくないんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、これには理由があります。 実は、日本の厚生労働省では、アートメイクの染料をチェックするような体制が整っていないのです。 今現在、厚生労働省の認可を受けている染料自体が存在しない、というわけですね。 そんな中で安全性を確保するべく選ばれているのが、アメリカのFDAの認可を受けた染料なのです。 アートメイクの施術を受ける前には、使用する染料がFDA認可のものであるか確認してみるといいですよ。 違法なサロンでは、安全性が不明確な染料を使用している場合があるので注意してください。  

注意点は?

  この染料ですが、FDA認可のものであっても金属成分を含みます。 金属成分とは言っても、ファンデーションなどの化粧品にも含まれているものなのですが、皮膚の中に入るとなると少し不安になります。 安全性に関しては特に問題ないとされているので、まずはご安心ください。 ですが、MRI検査に影響する可能性があるということは、頭に入れておいていただきたいです。 FDA認可の染料なら含まれる金属成分はごく微量で、基本的にMRI検査に影響はないと言われています。しかし、かなり精度の高いMRIなどではごく微量の金属成分でも反応することがあり、検査を中止しなければならない可能性があるそうです。 アートメイクをしたからといって、絶対にMRI検査が受けられないということではありません。 ですが、影響が出る可能性があり、検査前にアートメイクをしていることを申告する必要があるということを忘れないでください。

思ったより濃いかも……このアートメイクって失敗!?

鏡を見つめる女性 女性にとって魅力の多いアートメイクですが、必ずしも理想通りに仕上がるわけではありません。 例えば、違法なサロンで経験不足の施術者による施術であれば、むしろ失敗する可能性の方が高いでしょう。  
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失敗例について

「こんなはずじゃなかった……」と後悔してしまうようなアートメイクの失敗例は、以下のようなものです。    色が濃すぎる  のっぺりしていて不自然  眉・アイラインの形が似合っていない  必要ない場所に色素が入っている   施術者選びに失敗すると、このような仕上がりになってしまうかもしれませんよ。 また、アートメイクは一度入れると、簡単には修正したり消したりすることができないものです。 自分でできるカバー方法としては、舞台メイク用の濃いコンシラー等で隠すくらいしかありません。 本格的に修正・除去となると、レーザーの照射や外科手術ということになります。  

避けるためには

  このような事態を避けるためには、クリニックと施術者を慎重に選ぶ必要があります。 医療機関で医療従事者の施術であるということを前提に、なるべく経験の豊富な施術者を選ぶことをおすすめします。 ただし、それだけではご自身が気に入るような仕上がりになるとは限りません。 施術例の確認、口コミや評判の検索など、少しでも多くの情報を集めるようにしましょう。

アートメイクで“長持ちする美しさ”を手に入れる

アートメイクは、一度施せば数年は美しさが続きます。 施術箇所はメイクをする必要がありませんし、何をしても崩れることがないメイクは本当に楽です。 その反面、気に入らない仕上がりになったり、施術に失敗したりしてしまっても簡単には修正できません。 また、MRI検査で使用する機械によっては、多少影響が出ることもあります。 こうしたマイナス面についても納得したうえで、施術を決めてくださいね。 最近のアートメイクは、アートメイクだと気付かないほど自然な仕上がりに進化しています。 信頼できるクリニック・施術者を見つけて、ぜひ“長持ちする美しさ”を体験してみてください。  
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