セルフのアートメイクはとても危険!やってはいけない3つの理由、切除のデメリット

専用の針を使い、皮膚を染色して理想のパーツを作り出す、アートメイク。日本のクリニックで行えば費用が10万円超えがほとんどなため、仮に2~3年ほど色が持つとしても、正直ためらってしまう人も多いでしょう。

 

そんななか、密かにセルフでアートメイクを行う人が増えてきています。クリニックで施術するよりも安く、思っていたよりも簡単に出来ると話す人もいますが、セルフのアートメイクは体を傷つける可能性が高く、とても危険です。

 

今回は、セルフアートメイクの危険性について詳しくお伝えします。

 

そもそもアートメイクってどんなもの?

 

アートメイクとは、専用の針を使って、FDA(米国食品医薬品局)が認可した色素を皮膚に注入する医療行為を指します。皮膚を染色することにより、水に濡れても24時間落ちない、いつでも綺麗なパーツを維持できるのです。

 

アートメイクと混同されがちな刺青は、表皮よりもさらに深い部分にある、ターンオーバーが行われない真皮という皮膚を染色するため、ほぼ一生色が残ります。しかし、アートメイクの色素は、ターンオーバーが行われる表皮を染色するため、2~3年ほどかけて徐々に薄くなっていきます。ただし、完全に消えるわけではありません。

 

美容の分野で大人気のアートメイクですが、本来はがんの副作用に悩む人や傷口を隠したいと望む人の問題を解決するために作られた医療技術であり、今でも「メディカルアートメイク」が行われています。

 

アートメイクをセルフでやってはいけない3つの理由

 

アートメイクは医療行為である、とお伝えしてきました。そもそも医療行為とは、医師あるいは医師の指示を受けた看護師にしか施術を認められていません。医療の知識や技術がなければ難しく、危険だからです。

そこで、資格を持っていない人が施術をした際のデメリットについて、下記で詳しくお伝えしていきます。

 

法に訴えられる可能性がある

 

冒頭でお伝えした通り、クリニックで施術するよりも安いから、という理由でセルフアートメイクをしてしまう人はいます。実際に、大手の通販サイトではアートメイク用の器具やキット、マシンが手頃な価格で販売されており、「クリニックで10万円を出すよりもお得」と手を伸ばす人も少なくありません。

 

しかし、資格を持たない人が使用するのは違法です。自分で購入して使用した場合、法に訴えられる可能性があります。クリニックなどで働いている人でも自宅での施術は禁じられているため、軽い気持ちで購入・使用するのは絶対にやめてください。

 

適切な医療機関で、医療行為を認められた医師、あるいは医師の指示を受けた看護師に施術をしてもらいましょう。

 

失敗する確率が高くなる

 

通販などで気軽に購入できるマシンを利用したセルフアートメイクは、失敗の確率がぐんと高くなります。その理由は2つあります。

 

1つ目は、通販で買えるマシンが低品質だからです。「価格が安いから、品質が悪くても施術さえできればいい」という問題ではありません。品質が低いと施術を失敗したり、思わぬ怪我や事故を引き起こしてしまいます。

 

そして2つ目は、資格を持たない素人だからです。医療に関する知識も技術もない人が、低品質なマシンを思うように動かして、理想とするアートメイクを施すことはできません。実際にセルフでアートメイクを行ったことにより、眉毛が左右非対称になってしまった人や、色にムラが出来てしまった人、色を濃く入れすぎて高額な外科手術を受けた人はいらっしゃいます。

 

アートメイクには高度な技術と品質の高い器具が必要ですので、資格を持たない素人が何の問題もなく成功させるのは不可能です。実際にセルフで行ったことで、自分が理想としていたアートメイクに仕上がらず、外科手術で高額な費用を支払った人もいます。

 

副作用を引き起こす確率が高くなる

 

たとえ適切な医療機関で施術を受けても、副作用に悩まされる可能性はあります。ただし、医療に関する知識や技術のない人がセルフでアートメイクを行えば、副作用を引き起こす確率はとても高くなるでしょう。

 

副作用の具体的な内容は、以下の通りです。

  • 痛みや腫れがいつまでも治らない
  • 化膿して腫れあがり、痕が残る
  • 皮膚がケロイド状になる
  • 色素沈着、あざ、内出血を引き起こす
  • 感染症やアレルギーを引き起こす
  • アイライン施術で、角膜に傷がつく

 

すっぴんに自信を持てる眉毛が欲しかったのに、痕や色素沈着をコンシーラーでカバーする手間が増えたら悲しいですよね。副作用が引き起こされる確率を出来る限り小さくするためには、適切な医療機関で、知識と経験が豊富な医師にお願いしましょう。

 

アートメイク切除のデメリット

 

アートメイクの色素は、個人差はあれど2~3年ほど落ちません。肌のターンオーバーに合わせてゆっくりと退色していきますが、完全に消えることはないと考えましょう。

 

というと、施したアートメイクを一生付き合わなければならないのか、と思う人もいるかもしれませんが、アートメイクは除去が可能であり、その方法にはいくつかの種類があります。ただし、相応のデメリットもありますので、これを機にセルフアートメイクを今一度考え直してみてください。

 

今回は3つご紹介します。

 

レーザー除去

 

黒い色に反応して色素を壊すレーザー除去。身体への負担が少なく、傷跡が残りにくいことから人気の治療法です。

 

「完全に除去できる」と謳うクリニックが多いですが、患者の体質やセルフで色を入れた深度などにより、完全に除去できないことがあります。また、レーザーはアートメイクの色素だけでなく、眉毛やまつ毛の色にも反応してしまうため、のちに毛が生えなくなるリスクもあります。

 

費用の相場はアイラインが1~3万円、眉毛が3~5万円です。

 

切除縫合術

 

アートメイクを施した皮膚を切り取り、縫合します。30分程度で手術が終わるため、アートメイクをすぐに切除したい人にオススメです。皮膚を切り取るため完全にアートメイクを消せますが、縫合の傷跡が数年残る、炎症を引き起こすなどのデメリットもあります。

 

切除し縫合する皮膚のサイズによりますが、10万円以内で手術を受けられることがほとんどです。

 

削皮手術

 

色素で染色した部分を削り取る手術です。主に刺青を除去する際に選ばれる術式ですが、セルフアートメイクでは皮膚の深い部分にまで針を入れてしまうことがあるため、こちらの術式を選ばざるを得ない人もいるでしょう。

 

広範囲を早く切除できますが、傷跡が長期間目立つ、のちにできるかさぶたが気になる、費用が高額などデメリットも多いです。

 

費用の相場は25~30万円ほどとなります。

 

さいごに

 

アートメイクをセルフで行えば費用を抑えられるが、受ける恩恵以上のデメリットやリスクを背負わなければならないと、分かっていただけたのではないでしょうか。

 

綺麗になりたくてアートメイクを行ったのに、副作用で肌を傷つけ、失敗して高額な手術を受けざるを得なくなったら、とても後悔するはずです。

 

ですから、アートメイクをしたいのならば、必ず適切な医療機関で、知識と経験が豊富な医師に施術をしてもらいましょう。医師免許を所有しておらず、サロンや自宅で違法に施術を行っている人もいるので、インターネットやSNSなどで事前に調べておくことをオススメします。

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