
顔のパーツの中でも、眉毛はその人の印象を大きく左右します。眉毛は人によってそれぞれ特徴がありますが、「私の眉毛って薄くて、メイクやオシャレも楽しめない…」と悩む方こともいるでしょう。そこで、眉毛が薄くなる原因や、自分でもできる対策方法を解説していきます。また、薄眉を活かして魅力ある眉毛へと変えるための、手入れやメイク方法もご紹介します。
Contents
眉毛が薄いのはデメリット?
眉毛が薄い人に対して、周りはどのような印象を抱いているのでしょうか?また、眉毛が薄いと感じている人はどのようなときに「自分の眉毛は薄い…」と感じるのか、その悩みを見ていきましょう。
眉毛が薄い人の印象
悪い印象
眉毛が薄い人に対して、「人相が悪い、怖い」という印象を持つ人は多いでしょう。また、眉毛が薄いと顔の印象がぼんやりとして存在感が薄くなりがちです。中には「幸が薄そう」とう声もあり、あまりいいイメージは受けません。人相が悪いと感じる人の眉毛は、剃った部分が青い、剃り跡が残っているなど、きちんと手入れをしていないことが原因であることが多いようです。
良い印象
眉毛が薄くても、手入れをしてきれいに整えられた眉毛はふんわりと柔らかく、「優しそう」「大人っぽい」という印象を与えます。ナチュラルメイク風で、可愛く女性らしい雰囲気が出せるのがメリットです。柔和なイメージで人気の女優の中には、薄眉の方もいるの、憧れる女性も増えています。
どのようなときに眉が薄いと感じるか
手入れ次第で素敵な印象を与えられる薄い眉毛ですが、なぜコンプレックスに感じてしまうのか…。この理由は。人から眉毛の薄さを指摘されたりからかわれたりした経験から、コンプレックスと捉えてしまうようです。
また、洗顔時に抜け押してしまった眉毛や濡れた眉毛のすき間から地肌が見えたときに「自分の眉毛が薄い!」と実感されることもあるようです。
眉毛が薄くなる原因
眉毛が薄くなる原因がいくつかあります。ここで、ご自分に当てはまるものがあるか、チェックしましょう。
間違った眉毛の処理
カミソリによる眉毛の手入れは、刃で肌を傷つけてしまい、毛を抜くことで毛根にダメージが加わります。その頻度が高いと、眉毛が生え変わるサイクルが乱れてしまいます。
不適切な洗顔方法
眉毛のメイクに使用するペンシルやリキッドは、眉毛の上からつけてもしっかり定着する成分が使用されている製品もあります。そのため、クレンジングが不十分になると眉毛の毛穴に化粧品の成分が残り、毛根がダメージを受け、毛の成長や発毛を阻害する可能性が出てきます。
乾燥
乾燥で肌のバリア機能が低下すると、かゆみを感じます。そのときについ肌を引っかいてしまうと、毛穴が傷つき眉毛が抜けることがあります。
食習慣の影響
インスタント食品など栄養の偏った食生活を続けると、眉毛の生成に必要なたんぱく質、ビタミンB群、ビタミンC・Eなどの栄養素が不足し、成長に悪影響を及ぼします。
ストレス
ストレスを抱えると、髪の毛が抜けるなどの毛髪トラブルを引き起こします。眉毛も例外ではなく、ストレスが溜まることで体の緊張状態が続き、その影響で血流が悪化します。眉毛の成長に必要な栄養が、毛根に届かず、新たな眉毛を生やすのが難しくなります。
ホルモンバランスが崩れる
ホルモンバランスが整った状態では、新陳代謝の活性化、毛髪の成長促進などの嬉しい効果が得やすい傾向があります。しかし、睡眠不足や運動不足、不規則な生活などが原因で生活習慣が乱れると、ホルモンバランスが崩れ、眉毛の成長や発毛にも悪影響が出ます。
遺伝
もともと眉毛が薄い人は、他の家族も眉毛が薄いなど、遺伝的な要因が関係している場合があります。
自分でできる対策方法
眉毛が薄い原因をお伝えしましたが、外的要因や生活習慣などが影響している場合は、対策をとることで改善できます。
過度な手入れは控える
眉毛の形を整えることは必要ですが、頻繁な手入れは控えると、肌へのダメージを抑えられます。
手入れをする際にも、肌への負担が少ない眉毛用の電動シェーバーを使い、毛抜きではなくハサミで整えましょう。
正しい方法での洗顔
眉毛についたペンシルやリキッドなどの化粧品は丁寧に落とし、成分が毛穴に残らないようにしましょう。
また、洗顔時は顔をゴシゴシと擦らずに、洗顔料しっかり泡立てて優しく泡で洗います。洗い流すときは、ぬるま湯でしっかりとすすぎ、眉毛についた泡や汚れを落とします。
規則正しい生活をする
生活習慣を改める
充分に睡眠をとり、適度に体を動かして生活習慣を改善していきましょう。崩れたホルモンバランスを正し、ストレス解消にも繋がり、体の調子が整い、眉毛の成長に必要な栄養素が毛根へと届けられます。
食習慣を改める
食事は3食きちんと食べ、インスタント食品や外食はなるべく控えましょう。また、眉毛の成長に欠かせない栄養素が含まれる食品は、意識して摂ることをおすすめします。
【眉毛の成長を促すためにおすすめの食品】
・たんぱく質…卵、肉、魚
・亜鉛…ごま、チーズ
・ビタミンC・E…野菜
肌の保温・保湿
蒸しタオルなどで目を温めると、周辺の筋肉がほぐれて血流が良くなり、眉毛の成長に必要な栄養素を毛根まで届けます。そして肌の乾燥を防ぐため、保湿成分が含まれている美容クリームやワセリンを塗り、肌のバリア機能を高めましょう。
眉毛美容液を使う
眉毛専用の美容液や育毛剤は、眉毛の成長・発毛を促す成分が含まれています。それを眉毛に直塗りし、有効成分を毛根へ届けます。
手入れとメイクで眉毛の印象アップ!
眉毛の薄さを気にしている人でも、適切な手入れとメイク方法を実践すれば、個性を生かした素敵な印象を与えることができます。そこで、基本的な眉毛の手入れと、薄い眉毛を活かしたメイクをご紹介します。
眉毛を整える
・必要な道具…眉ブラシ、毛抜きやシェーバー、眉カットバサミ
1.眉ブラシを使い、眉頭から眉尻にかけて弧を描くように、毛の流れにそってゆっくりととかします。
2.眉頭から眉山までの毛を指で上に押さえ、飛び出た部分をハサミでカットします。
3.眉山から眉尻までの毛を指で下に押さえ、飛び出た部分をハサミでカットします。
※カットする際に揃えすぎると不自然になり、立体感が出なくなるため注意してください。
4.眉毛の周囲に生えているうぶ毛やムダ毛を、シェーバーを使って処理します。
眉を描く
・必要な道具…アイブロウパウダー、アイブロウリキッド
1.ブラウン系のアイブロウを眉頭から眉尻にかけて、元の眉の形にそうようにのせます。
2.アイブロウリキッドを使って、眉毛の少ない部分に毛を描き足します。毛の流れにそって小刻みにスッと描くと、自然な立体感が出せます。
3.眉頭に描き足すときは、アイブロウリキッドを立てて下から上にシャープに描きましょう。
眉を描くのが苦手ならアートメイクがおすすめ
薄い眉毛を活かし、魅力を引き出す手入れやメイク方法がわかっても、中にはメイク自体が苦手な人もいるでしょう。また、汗をかきやすく、仕事などで水に濡れる機会が多いと、せっかく眉毛を描いても落ちてしまいます。このような方には、眉毛のアートメイクがおすすめです。アートメイクは針を使って皮膚に色素を入れるため、一度の施術で2~3年ほどは持続します。メイクを落としても落ちないため、印象が変わることがなく眉を描く手間が省けます。
眉毛のアートメイクの手法には、「グラデーション」「3Dアートメイク」「4Dアートメイク」の3つあります。眉毛が薄いと気にしているなら、ナチュラルな仕上がりになるグラデーションがおすすめです。
アートメイクを施す注意点ですが、アートメイクは「医療行為」です。医師・看護師の資格を所有した施術者がいるクリニックを選び、きちんとカウンセリングを受けた上で施術を受けましょう。
眉毛が薄い人もオシャレを楽しもう
眉毛が薄い人も、眉毛の成長に影響する生活習慣や、ちょっとしたケアを実践すると、「なかなか生えてこない」という悩みの改善が期待できます。また、薄眉を活かす正しい手入れとメイク方法を取り入れると、魅力ある眉毛に印象が変わります。どうしても眉毛にメイクを施すのが苦手なら、自分の顔立ちに最適なデザインのアートメイクを入れるのも手段のひとつです。薄い眉毛を個性として活かし、今まで以上にオシャレを楽しんでみてはいかがでしょうか?